散策路の足元に当時の貝殻が見られる場所もあるという。
注意して見るがなかなか見つからない。
うーん、これかな。
■概要
縄文時代後期〜晩期の貝塚。
約4000〜2500年前。
貝塚から出土する貝は、ハマグリ・アサリ・イボキサゴ・オキシジミなど海や干潟に生息する種が主体。
現在は標高約22〜23mの台地(尾根状の場所)になっている。
現役当時は海に突き出した半島のような地形になっていたと推測されている。
近くに浅瀬や干潟があり、簡単に貝を採れた。
コウイカ(イカ)なども多く出土し、海の恵みを多く利用していた。
■感想
現在は木々が茂る森になっている。
創建や経緯は不明だが、出土した貝などをお供えしたという堀之内貝塚神社もある。
全体的に神聖な土地として敬われている。
不可侵の土地である。
●散歩コースとベンチ
貝塚全体がけっこうデカい。
東西約225m、南北約120mの「U字(馬のひづめ)形」に貝層や集落跡が広がっている。
おかげで博物館がふたつ収まっても余裕の規模。
貝塚は各所に出土ポイントの目印が設置されており、木立の間の道を散歩して廻れる。
地元民が読書したり犬の散歩したりのどかに過ごす憩いの場として活用されている。
各所にベンチがあって適度に木陰で涼しい風が吹く。
高台にあってややたどり着くのに汗するけどたどり着いたら快適。
地元民に愛されてる場所だと思う(ゴロゴロくつろいでる人がぼちぼちいる)。
●標準式土器である「堀之内式土器」の命名地
貝類だけでなく、動物の骨や角製品、土偶なども見つかっている。
当時の人々の暮らしを知るうえで非常に重要。
この貝塚周辺で暮らした人類が作って使ったであろう土器、堀之内式土器が出土したことでも有名。
住居もあった。
墓もあった。
およそ18体分の人骨が出土したと推定されている。
日本で初めてほぼ完全な形で発見された埋葬人骨(1904年)もこの系譜に含まれる(すんごく綺麗に出てきたという)。
出土した人骨は東京大学側に保管されている。
そういう経緯を知ったあとだと敷地内の謎の神社は鎮魂や慰霊の意味があるかもしれないな、と思った。