今年のGWに城端曳山祭に行って来ました。
300年の歴史がある城端曳山祭りですが、初めて足を運びました。
こういうお祭りに行く時って駐車場が心配なのですが、無料駐車場が城端各所に約1000台分も用意されていたので安心でした。
車を停めると、みんなが同じ方向に歩いて行くので土地勘がなくても困りませんでした。
そして車では通りたくないような狭い道の端に人々が立ち止まって折れ曲がった道の方を見つめていたので、何?何?と言ってるうちに、T字路の先から曳山を引く人達がやって来て、角を曲がるために、「せーの!」ギーギーッ!ギーギーッ!と車輪をきしませながら大きな曳山の方向転換を始めました。
そして私達の鼻先をかすめるくらいギリギリの所をギーギー言いながら通って行きます。
のっけからド迫力です。
煌びやかな曳山の上に鎮座している神様が何とも愛嬌のある風貌で、一瞬にして心を鷲掴みにされました。
突然なうえに近すぎて写真が撮れなかったので、場所を変えて見学しようと先ほど曳山が出てきたT字路の先を見ると、更に何台かの曳山が続いていて、奥には立派なお寺の門が見えました。
右側を見ると、土蔵群「蔵回廊」のある風情のある道。
右を見ても左を見てもとても雰囲気が良い街です。
先ほどの細い道を通り過ぎた曳山は、ぐるりと回って、この蔵回廊の前の道からお寺の方に通って来るそうなので、暫く待ってみると、先ほどの曳山がやってきました。
すると、とある一軒の開け放たれた座敷の前で曳山の前を行く庵屋台を停めました。
そして民謡のような歌や演奏が流れたのですが、テレビカメラの人がやたらと庵屋台の下を撮影しているのでじーっと見てみると、ナントその中で人が生演奏をしていたのでした。
てっきり録音したものかと思っていたのでびっくりでした。
後で知ったのですが、曳山を停めて歌を歌っていたのは、祝儀を出して庵唄を自分の家で聞くことができる「庵唄所望」という慣習らしいです。
何軒かの家の前に横づけしては、この庵唄が披露されていました。
一曲終わるとまたみんなで力を合わせて進み始め、中の演奏の人ももちろん中で歩いていました。
その後を神様の乗った大きな曳山もギーギーいいながらゆっくりと進んでいきました。
曳山は全部で6台あり、それぞれデザインが違い、布袋様や恵比寿様など縁起の良い神様が乗っていて、どの山車も豪華絢爛でとても細かい細工がなされています。
こういう曳山祭って観客はロープなんかで仕切られた歩道から出ちゃいけないようなイメージがあるのですが、ここでは観客は自由自在で、歩いてついて行くことも出来るし、みんなが最前列の特等席で見学しているような感じでした。
とてもゆっくりとした行列なので、じっくり見学できるところも良かったし、コンパクトな範囲を練り歩くので1時間ほどでサクッと全ての曳山を見る事が出来るのも良かったです。
私の滞在時間は1時間ほどでしたが、5月4日の宵祭は18:00~22:00、 5月5日の本祭は10:00~22:00まで行われています。
暗くなったら提灯山になるそうなので、また全然違った雰囲気で素敵なんだろうなぁと思います。
金沢から車で1時間もかからない、こんな近い所で、こんな素晴らしいお祭りがあったとは今まで何十年も知らなかったのが残念です。
これからは毎年行こう!と思っています。