カタクリとオオムラサキの林

埼玉県が誇る二大オオムラサキの地、小川町と嵐山町。
6月は生きた国蝶オオムラサキが高確率で拝めるのだ。
裏山の仙元山と合わせてハイキングコース。

■概要

カタクリの花といえば片栗粉。
でんぷんが多く含まれ、根っこに養分が詰まっている。
ユリ科の一応食用ではあるが希少種なので観賞用になっている。
今となってはカタクリは絶滅危惧種である。

オオムラサキの林の蝶展示館の裏手から仙元山に登れる。
この道がカタクリの自生地になっており、開花期の3月4月は人気がある。


■感想

仙元山から下山してレンタル自転車（駅前500円）をちりりん走らせていたら看板が出ていたので立ち寄った。
なんとここからも仙元山に登れるらしい。

確かに頂上付近には道が複数あった。
そのどれかに繋がっているようだ。
ここのコースの魅力はカタクリの花ロードが美しいという。

栃木の三毳山にもカタクリの花の自生地があるが、
埼玉にもこんな穴場があるとは知らなかった。
覚えておこう。
場んでっとさんはコースさえ違えば同じ山でも何度でも登る。

この日は冬だった。
オオムラサキもカタクリもないが空気は清々しく爽快。
オオムラサキの飼育舎の中が小窓から覗けるので見てみたが、
なかなか本格的にデカい。
蝶の展示館に設立から今までの経緯が写真入りで掲載されており、
愛好家たちが手弁当で構築した林なのだと知る。
素晴らしい施設だな。
季節外れではあるけどたくさんの写真と標本があるので満足が行く。

この近辺は柚子の木を植えてる家庭があるらしい。
オオムラサキの林から舗道に戻ったら「ご自由に」と柚子がたくさん入った段ボール箱が休憩所に置かれていた。
記念に貰ってお風呂に浮かべたがとても良い香りがした。

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