パンフレットによく掲載される中山道の顔、馬籠宿。
シンボルは石畳と水車と坂道である。
なお、水車は2台あってパンフ掲載されるのは上にある方。
■概要
中山道43番目の宿場で木曽11宿の一番南の宿場町である。
名古屋から近い。
かつては長野県だったが市町村合併により岐阜県所属となった。
1895年と1915年の火災により、古い町並みは石畳と枡形以外はすべて消失した
現在の町並みは復元したものである。
特徴としてひたすら坂道である。
その坂道の両隣に茶屋や土産物屋が並ぶ。
坂道の頂点は展望台が広がっており恵那山その他の山並みが望める。
ミニハイキングで往復どう頑張っても2時間ぐらい。
一日中いるところではない。
路線バスのアクセス手段は2通り。
【JR中津川駅⇔馬籠宿】
・片道570円、フリーパス1300円
・落合宿や中津川宿との複合観光にぴったり
・馬籠宿 下入り口下車、からの坂道を展望台に向かって歩く。
【馬籠宿⇔南木曽駅】
・片道800円
・妻籠宿との複合観光にぴったり
・馬籠宿 上入り口下車、から展望台に向かって歩く。
展望台から妻籠までは中山道が伸びてて歩ける。
しかしクマ出そうだからいや。
■感想
●馬籠宿から妻籠宿は約8㎞
名古屋から近い馬籠宿の一番高いところは標高620m。
8㎞離れた妻籠宿は標高430mが最高値。
中山道を歩く場合は馬籠宿から妻籠宿に歩くのが足にやさしい。
ひたすら杉並木の緩やかな坂道だ。
茶屋やトイレが整備されてハイキングコースとしても名を挙げている。
しかしクマが出る危険性がある。
地元の人たちも怪我人や事故者を出したくないので「せめてクマ鈴はつけて」と推奨している。
外国人観光客はクマ鈴持ってないから高確率で餌食になることが予想される。
馬籠宿の展望台で休憩していると、下調べしてない外国人観光客が中山道に入り込んでしばらくすると戻ってくる。
何にもないのとあまりの距離に根を上げたのだろう。
水車と水車小屋まで行けたかどうか。
昨今のクマ増量出没を考えると人の少ないところは慎重に。
道はあるけどクマ対策装備でないと行かない方がいい。
●馬籠宿は、石畳の坂道600mが名物
先に奈良井宿と妻籠宿を巡っていたので当然なだらかな平地だと思い込んでいた。
長い長い坂道だった。
たしかに馬籠パンフレット画をよく見ると下方の景色が映っている。
ひぃひぃはぁはぁと下のバス停から展望台までの600mを歩いて標高差20mぐらい。
重力の重い坂道をあんなに歩いたのにビル7階分しかないのかと拍子抜けする。
もともとの標高が低山級の高さがある。
展望台からの眺めはとても良い。
美濃の最高峰、恵那山がそびえる。
この恵那山、古くは胞衣(胎盤やへその緒)山と呼ばれていたという。
昔の学者が書いた書によると、美濃地方に伊邪那岐・伊邪那美の夫婦がやってきて天照大神を生んだ。
そのときの胞衣を大きな山にを埋めたという。
それが由来で胞衣山。
現代では恵那山。
読みは一緒。
出産に関連する山である。
おかげで胞衣山周辺の地名は出産と関連している。
産湯につかわれた湯が「湯舟沢」。
胞衣を洗ったとされる「血洗の池」「血洗神社」。
出産を終え安らかな気分になり腰を掛けた岩「腰掛岩」。
安らかな気・安気が「阿木村」などなど。
神話の世界と現実との融合。
なんとも不思議な山だ。
●2回の火災で生まれ変わってる
馬籠宿でも「売らない・貸さない・こわさない」の三原則は守られている。
おかげでチェーン店や派手目なカフェなんかはない。
景観を壊さないよう、和の雰囲気重視で自営業のオンリーワンの店々が並んでいる。
工芸品や郷土食が目白押し、無料の休憩場所が少ないのでカフェや軽食屋が人気。
道中、観光地への方向看板がそこそこ出ている。
なにしろここは島崎藤村先生の故郷。
記念資料館や一族の墓地などもあるのだ。
時間に余裕があれば回ってみるとよいと思う。