法華経寺

五重塔だけ見てたらまるで京都に来たみたい。
千葉への小旅行するなら桜が美しい季節に法華経寺にGOGO.

■概要
建物のほとんどが重要文化財。
歴史的にも政治的にもネタがてんこもりの寺だが春には桜の聖地になって「そんなの関係ねーよ！」と大人気。
猫も杓子も桜に受かれる。

■感想
二年ぶりに訪れた。
ランチに近くに来たので食後の運動で歩き回ってきた。

桜の季節に来たのは初めてだった。
場内、いたるところが桜だらけであっけにとられた。
こんなだったのか。

名物の五重塔は桜にまみれて本体がようよう目に入らない。
桜と一緒に写真撮るのがブームらしくて沢山の人達がカメラを構えていた。
隣の大仏も桜に埋もれてる。
寺社でこんだけ桜だらけは安行の密蔵院ぐらいしか知らない。
花量がすごいなー。
まるで雲が広がってるようだ。

前回きたときは祖師堂（本殿）は現役だったが今回は修復工事中で全体カバーがかかって見えなくなっていた。
桜がなければ寂しかったかもしれない。
いいタイミングで来たものだ。

法華経寺の名物の門前町は三店舗か四店舗が細々と営業している。
正月や年の暮れは賑わうが平時は静かなもの。
小さな子供が玩具を欲しがって親にねだったり昔ながらの風景が今も続いている。

驚くべきことに参道の両側はほとんど寺社仏閣。
いったいいくつあるのか。
いずれも庭が立派なので寄り道の価値あり。

法華経寺は、千葉県市川市中山二丁目にある日蓮宗大本山の寺院。
鎌倉時代の文応元年（1260年）創立。中山法華経寺とも呼ばれています。

境内には、寺院伽藍として国内に唯一現存する国重文比翼入母屋造りの祖師堂や五重塔をはじめ、たくさんの重要文化財が残されています。

私がこの寺院を参拝した理由は、境内の五重塔が「現存する江戸時代以前に作られた五重塔22基の中の一つ」だからであり、それ以外の理由は全くありませんでした。

重要文化財にも指定されているこの五重塔がある法華経寺。
下町にあるせいか、由緒ある立派な寺院というよりは、何処か親しみのある、地元の方が日々参拝に訪れる生活に溶け込んだ「お寺さん」といった感じ。

この五重塔が、「全国に22基しかない貴重な五重塔」と知って参拝している方はほとんどいないんだろうなと思いながら、参拝させていただきました。

所在地　千葉県 市川市 中山2-10-1
交通アクセス　　JR総武線下総中山駅から徒歩10分
京成線中山駅から徒歩5分

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