若宮大通公園

若宮大通公園は、愛知県名古屋市中区にある公園。
「100メートル道路」の一つとして知られる若宮大通の中間に位置し、東西に長い公園です。
（若宮大通には、片側一方通行の道路が2つあり、その2つの間）
名古屋高速道路が建設される際、公園上にルートが設定されたので、公園の多くが名古屋高速2号東山線の高架橋に覆われています。

伏見通から本町通までが「彫刻の広場」、本町通から呉服町通までが「冒険広場」、呉服町通から大津通までが「若宮広場」、大津通から久屋大通西側までが「水の広場」、久屋大通との交点が「花の広場」として整備されました。その後一時は道路下部を不法占拠したホームレスの住居が社会問題になったこともあり、現在はその対策か、または時代の流れか、各広場はバスケットボールのハーフコートやスケボーパーク、「若宮フットサルパーク」のスポーツ施設に変更されています。

ただ、上を走る名古屋高速で雨を避けることは出来ますが、公園全体に圧迫感があったり、ホームレス問題も「ゼロ」になったわけではありません。また施設がスポーツ関連ということもあり、日常的に市民が散策できる雰囲気ではなく、平日だけでなく土日も閑散とした雰囲気があることは否めません。

私が今回この公園を訪問したのは、別にスポーツするためでも散策のためでもありません。
この場所は今の時期、晩秋には銀杏並木としてその姿を一変させるからです。

名古屋で銀杏並木というと桜通りが有名で、私も「たびかん」に投稿させていただきましたが、ここ若宮大通もなかなかのボリュームです。

特にこちらの銀杏並木は、中央の名古屋高速側が銀杏並木で“黄葉”。反対側道路の並木がカエデなどの“紅葉”。
色づきの違いがあります。

そして、道路幅が広い分、歩道橋が随所にあるので、橋の上から眺める事が出来るのもポイント。
名古屋高速の南側の樹は陽当たりが良いので、輝く銀杏を楽しむ事が出来ます。
やっぱり陽が当たると、色がいっそう映えて美しいです。

ただ、銀杏の黄葉を楽しみに来られている人がほとんど居ないのはちょっと寂しいですね。
場所としては、名古屋の繁華街、大須や伏見から徒歩圏にあり便利なのに、やはり高速道路の高架下とホームレスのたまり場としてのイメージが強いのかもしれません。

高速道路とビルの狭間にあるボリューム感いっぱいの銀杏並木は、晩秋を感じるとても良いスポットなので、ぜひおすすめしたいと思います。

住所　愛知県名古屋市中区大須3丁目
交通　矢場町駅4出口から徒歩約2分　上前津駅1出口から徒歩約5分　栄駅16(栄駅)出口から徒歩約9分

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