YANMAR TOKYO（ヤンマー東京）

地上階のショーウィンドウに耕運機とヤン坊マー坊のキャラクターが目立ってる。
ヤンマーといえば、コメ。
コメ販売所、コメと酒のアイスクリーム、高級レストランなどの複合施設になっている。


■概要

東京駅を利用する高速バス利用者は二大バスターミナルの存在を認知しなければならない。
ひとつ、JRバス。
ひとつ、一般高速バス。
それぞれチケット売り場も乗り場も別々の別物なのだ。

一般高速バスはバスターミナル東京八重洲を利用する。
地下にあって、地上に上がるときにヤンマー東京のビルを高確率で通過する。

そのため、東京在住者よりも地方からの旅行者に認知されやすい商業施設になっている。

■感想

地方からやってきた漁師や農家が道に迷ったときに目印になるようヤンマーは東京支社を八重洲に、目立つように見慣れたトラクターを飾っている。


●米ギャラリー

2023年にオープンした。
耕運機の開発に至る歴史がデジタルパネルで説明書き。
サイコロ状のパーツを使ってクイズに挑む。
大体のコメの作り方の概要が学べる。

地方からやってきた人間にアピールしたいのか。
それとも東京在住者にアピールしたいのか。
あいまいな施設に感じる。

ギャラリーは写真撮るスペース重視でよかったのでは、と思う。
そしたら東京在住者も旅行者も友人知人に発信してトラクターと米の魅力を広めてくれる。
学習施設だと外に広まらず人間の中で終わってしまう。
せっかくの機材がもったいない。

デカいコメ、トラクター、ヤン坊マー坊の撮影スペースはよかった。


●米心
高級ブランド米を扱って売ってる。
ワイン小瓶に入って日本の食卓にないスタイルになっている。
どうみても外国人観光客向けのお土産だ。
webで調べても値段が分からないしブランド米の種類も不明。
入ったら買わなければならないかというプレッシャーが強い。
閑古鳥が鳴いている。

●SAKEICE
酒アイス。
日本酒を練りこんだアイスを売っている。
一個約700円の高級カップアイス。
やはり外国人観光客向けの価格帯であろう。
冬なので閑古鳥が鳴いている。

●TOCHIDOCHI
地方の名品を売るアンテナショップのようなもの。
すかさず米製品とヤンマートラクターミニカーが売られている。
被災した石川県を応援プッシュしている。
ほどよく小銭で買えて財布にやさしい。
ここがいい。ここがいいの。

●レストラン
ランチ2000円~
ディナー5000円~
八重洲だとお手頃なレストラン。


●お弁当の八重八
高級お弁当屋さん。
おにぎり二つ分のスペースののり弁が1300円から100円刻みで最高1800円のラインナップ。
味重視。品質重視。お米の炊飯に力を入れている。
異次元的に旨い、とSNS評判で新幹線客に大人気。
東京駅で一番うまいのでは？と言われてる名物。
成人男性からは量が足りない、もっと食べたいと言われている。

●TORIBA COFFEE
コーヒー屋。
カフェスペース併設。
広場は営業の人が注文しないで休憩している。
カヌレやハード系ホットドッグの軽食を扱っている。
時間には特に厳しくない。
客はみんなぼーっとしてる。
都会の喧騒に疲れてる感じ。

バスターミナルからヤンマービルに至るまでほとんどカフェ。
バス客にドリンク飲ませようとどこもかしこもカフェ。
見てみると楽しい。


●HANASAKA STAND
ヤンマーがスポーツ支援してたなんて知らなかった。
いや、天気予報でヤン坊マー坊がサッカーとかしてたのは知ってたけど。
協賛してるスポーツ道具やコンセプトなんか展示してる。


●まとめ

米がすごい。
しかしこの米を食するのは容易ではない。
選んで、家で上手に炊飯しないと100％のうまみが出せない。
難しい。

一番簡単な方法は弁当屋八重八で弁当を買って食べること。

八重洲や丸の内で食べようと思うとランチ2000円必要になる。
やはり自分には新橋「感動の肉と米」でランチ1000円ロースステーキと食べ放題の米でいいのではないか、脂でギトギトが性に合ってるのではないか、と再確認できてよかった。

ハイランクのコメ業界とはこのようなものか、と知見が広がった気がする。

高級米といえば、魚沼産コシヒカリと佐渡産雪ん子米の味ぐらいしか知らない。
もっと上の世界があるらしい。
米の世界は広い。

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