ジョン一郎さん(40代後半・男性・岩手県)
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東日本を走る・撮る・食べる!
道の駅巡りをしながら観光地とグルメも楽しんでいます。
東北の良さを伝えていけたらと思っております。
ジョン一郎さんのいち押し観光スポット(72件中 1-4件を表示)
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2021年春、気仙沼の港へ行くと丘の上に白い大きな何かが建っているのが見えました。
以前は無かったはず。あれは何だろう?仏像か何か?
その場所へ車を走らせてみるとそこは3月11日に開園した「気仙沼市復興祈念公園」だとわかりました。
気仙沼の港や新しい橋が架かった気仙沼湾を一望できる丘の上、ここから見える場所は震災の津波被害にあった地域ということです。
白く大きなものは「祈りの帆 -セイル‐」。中に入ると気仙沼湾が見え、祈りを捧げる場所になっている復興祈念公園の象徴です。
震災犠牲者の名前が刻まれた銘板もあり、訪れた地元の人たちでしょうか、名前を探しているように見えました。
彫刻や化石の見える道もあり、眺めも良く、天気の良い日はゆっくりくつろげそうな公園だと思いました。
11月末、気仙沼に冬を告げる自然現象「気嵐」が見たいと思い早朝の気仙沼市へ向かいました。
気仙沼が舞台のNHK朝のドラマ「おかえりモネ」でも登場した気嵐はドラマで知った人もいるのではないでしょうか。
太陽の光を浴びて海面から立ち上がる霧のことなのですが、初めて見に行くので発生時間や条件もよく分からなかったのですが、前日にネットで気嵐予報というものを見て、まだ暗いうちに出発しました。
この日の気嵐発生確率は60%台で、ちょっと賭けでもありましたね。
気仙沼へ着いたのは6時20分くらい、とりあえず日の出には間に合いました。
どこで見ようかと向かったのが春に一度訪れた復興祈念公園でした。
一番眺めの良い祈りの帆の近くでカメラを構え、日の出と気嵐の発生を待ちました。
やがて東の山から太陽が昇りはじめ、眩しいくらいに気仙沼湾を照らします。
それから30分ほど待ったでしょうか、気嵐は確認できません。発生率60%を見事に外したみたい。
せっかく訪れた早朝の気仙沼、復興祈念公園のバックにそびえる標高239mの安波山へ行ってみることにしました。初めて行きますが、気仙沼の絶景スポットとして有名な場所です。
駐車場には既に数台の車が停まり、なるほど人気のスポットなのがわかりました。
ここから徒歩で山を登ります。山頂を目指しましたが、途中の展望テラスに立ち寄って見下ろすと先ほどまでいた復興祈念公園がよく見えます。
気仙沼湾も一望できるので撮影していると、港のあたりからうっすらとモヤのようなものが出ているのが見えました。
もしやあれが気嵐!?
急いで山を下り、車を走らせ復興祈念公園へ戻りました。
気嵐は陸のあたりからじわじわと広がっていき、、一艘の漁船が気嵐の中を抜けていきました。
気嵐が湾を覆いつくすのかと思ってましたが、やがて消えていきました。
薄く、短い時間でしたが目的の気嵐を見ることができました。発生確率60%でみごと大当たりでした。
今回は見下ろす感じでしたが、次の機会には港で海面から上る気嵐を撮影してみたいですね。
10月初め、加美町のやくらいガーデンの「ふるるの丘」は最盛期を迎えてました。広大な花畑を楽しみに観光客が最も集まる時期だと思います。
やくらいガーデンを訪れたのは4年ぶり。今回は最高の状態の花畑を最高の青空の下で見ることができました。
花の少ない時期では高く感じる、大人700円の入園料もこの景色を見れたなら安く感じてしまいますね。
この時期のガーデンはハロウィンの装いで、牧草ロールで作ったジャック・オー・ランタンやベンチに座るガイコツなど楽しく飾られていました。
夏に行われたアンブレラスカイの名残でしょうか、傘がたくさん飾られている場所もありました。
ハロウィンの装飾も楽しいですがそちらは後回しにして、ガーデンの一番奥にある「ふるるの丘」へと向かいました。
チャペルの建つ丘を越えると帯状に植えられたカラフルで広大な花畑が見えてきます。
この凄さは東北一だと思います。
花畑の高台にある展望台などフォトスポットもいろいろ用意されてます。
4年前には無かったのですが、窓が立てられていてそこから覗くとまるで部屋の中からガーデンを眺めているように見える仕掛けになってます。
窓が立てられているのはどれも最高の場所となっているので、窓の大きさに切り取ったような景色を楽しんでみてはどうでしょう。
近年各地の花畑に設置されているどこでもドア風のオブジェも立てられてました。SNS投稿に最適だからでしょうか、みなさんここで記念撮影をしていました。
この日は暑かったので、やくらいガーデンオリジナルのうこうソフト¥300も大人気でした。すぐ溶けて大変でしたがとても美味しかったです。
10月9日〜11月23日は夜のライトアップイベント「星あかり」も開催されているようです。宮城最大級のライトアップだそうで、次はそちらを目当てに行ってみたいですね。
田野畑村の「北山崎」は海のアルプスと呼ばれる三陸海岸を代表する景勝地の一つです。
無料の駐車場からは食事処やお土産屋が並び、第1展望台まではほぼ平坦な道があり車椅子でも楽に行くことが可能に整備された観光地です。
北山崎を訪れるのは三度目になります。
北山崎は海面からの高さ200mの断崖絶壁の自然景勝地です。以前来た時には曇ってましたが今回は青空も見えて良い天気。展望台からの眺めも良かったです。
ただし、奇岩怪石や海蝕洞穴までの距離が結構遠く、カメラの望遠やデッキに備え付けの有料双眼鏡を使わないとよく見ることができません。
第1展望台から続く階段を下れば第2展望台・第3展望台へと行けますが、ここから先は簡単な気持ちで向かわない事をおすすめします。
一番下にある第3展望台までは736段もあり、傾斜もかなり急です。
どんな風景が見られるのか楽しみに、私達も第3展望台を目指してハイペースで階段を下りました。あたりまえですが下りはかなり楽です。
途中分かれ道があり、近いのは第2展望台。両方見たい気持ちもありましたが、私達は体力温存も考えて今回は第2展望台をスルーして第3展望台へと向かいました。
残りの階段をひたすら下り第3展望台へ到着するとそこは海面際、第1展望台から見下ろした巨穴の空いた岩が近くで見られます。
その数分後、視界を遮るような濃い霧が周りを覆いはじめました。これが三陸地方で春から秋の温かい時期に発生せる「山背」による霧や低層雲です。
ちょっと遅かったら景色も見ることができなかったでしょう。
私達も第1展望台へ戻ることにしました。
ここからが地獄でした・・・。
736段の長い急な階段をひたすら上らなければならないのですから。
スタートして間もなく、階段でクワガタを発見しました。自然豊かな場所です。
クワガタ好きの私は撮影に夢中になってしまい、その間に先を歩いていた妻のもとへ急いで上りました。思えばそれがまずかったのかもしれません。
私は突然強烈な疲労に襲われ、冷や汗もダラダラ、もう動けません。途中のベンチで横になって30分ほど体調が回復するのを待ちました。ベンチがあって良かったです。
階段を上り始めて200段くらいでしょうか、まだ500段以上あります。いつまでも休んでいると日が暮れますし、楽しみにしていたレストハウスのソフトクリームも食べられなくなります。
そこからは100段ごとに休みながらなんとか第1展望台まで上りました。
数々の長階段観光地を制覇してきて、体力に自信があったはずの私ですが、こんなにキツかったのは初めてでした。
戻った第1展望台からの景色もこれまた凄い!
山背による濃霧は海を覆い、断崖を這い上ってくるかのよう。海面が見えないのでまるで高い山から雲海を見ているようです。ウットデッキは雲の上です。
近くで見ていた観光客の方が「まあ、これはこれでね。」と話しかけてきました。
確かに海の景色を見たかった方にはちょっと残念かと思いますが、私は山背が出る前の景色も見られたので山背という自然現象の凄さと雲上と錯覚するほどの海の景色は心に残るものでしたよ。
第3展望台から戻ってくるのに時間がかかったのもあり、お土産に昆布を買う予定だったお店はもう閉まってました。
でも北山崎レストハウスのソフトクリームは食べられましたよ。ここでしか食べられない「まめぶソフト」はNHKの朝ドラ「あまちゃん」で全国的に有名になった郷土料理「まめぶ」がのったソフトクリームです。
疲れが吹っ飛ぶ美味しさでした。
今回行かなかった第2展望台はポスターにも使われている絶景ポイントだと後から知りました。
第2展望台なら第3展望台と比べてだいぶ楽に行き来できると思いますので、北山崎を訪れたなら目指してみてくださいね。私も次回こそは。
8月初め、42万本のひまわりが咲き乱れる、大崎市三本木のひまわりの丘へ行ってきました。
ひまわりは好きな花なので、有名なこの丘を見てみたいと数年前から思っていましたが、毎年休みと天候が合わずに今年やっと行くことができました。
アクセスは東北自動車道 大和ICから車で20分、ETCをお持ちの方なら三本木SICから5分で行くことができます。
この日の大崎市は晴れ予報。道中は曇り空で、ほんとに晴れるの?とちょっと心配してましたが、大崎市に近づくと気持ちの良い晴天に。
そのかわり気温は33℃の真夏日でした。
やっぱりひまわりは夏の青空と暑さがよく似合う!!
駐車場代は500円かかります。
今年は7月24日~8月16日の間、ひまわりまつりが開催されていて、アイスクリームやお菓子が売られていたり、簡易トイレが設置されているので安心して見に行けますね。
広い斜面に凄い数のひまわりが植えられていて、背の高いひまわりの間を道が通っています。
青空に大きなひまわりの黄色が映えます。東北でも人気のひまわりスポットなので、この日もモデルを連れてポートレート撮影している人も見かけました。
特別に展望台とかも設置されていないので、ベストな場所は歩いて探してみましょう。
ひまわりはほとんど全て同じ向きで咲いているので見る方向はだいたい決まってきますが、よく見ると花一つ一つにも個性があって形が違ったり、ハチやツユムシ(バッタの仲間)がついていたりと探してみるのも楽しいものです。
あまり人は集まりませんが、裏側から見る風景もこれだけのひまわりが並んでいるので素晴らしいものでしたよ。
夏の炎天下を歩くのであまり長居はできない状態でした。そしてコロナ禍のマスクが追い打ちをかけます。
私たちも2時間もいなかったと思います。でも長いほうかな。
この丘では日によってはバルーンの登場体験などのイベントも行われていたようですし、春にはひまわりに代わって菜の花が咲くそうです。
三本木の道の駅ではひまわりの種を使ったソフトクリームも食べることができますよ。
一関市の「みちのくあじさい園」は東京ドーム4つ分の広さの杉林に約400種4万株のあじさいが咲く、日本一と言われるあじさい園です。
あじさいの見頃は6月下旬~7月下旬。今回私は7月中旬、「みちのくあじさいまつり」開催中に行ってきました。
あじさい園は山中にあり、そこへ続く道にも立派なあじさいがたくさん咲いてました。
あじさい園の入園料は大人 1000円、小人 200円。
チケットを購入してあじさい園に入ります。
広い園内は全部で2kmほどの道があり、全てを見て回るのはなかなか大変です。
チケットを買うともらうマップに1200m・900m・650mとモデルコースが記されているのでそれをたよりに計画を立てて歩くのが良いと思います。
歩くのが自信ない方は運転手付きカート(700円)も出てますので、それに乗れば楽に回れますよ。
私が行ったのはまだ梅雨の最中で、この時期の山は午前中は霧が立ち上り、あじさい園も霧の中になることも。
霧に包まれて遠くが見えないあじさいと杉林の道がなんとも幻想的な感じでした。
入口から少し歩くとお食事処「紫陽花山荘」が見えてきます。
その下に人気のインスタ映えスポット「あじさいの池」があります。池を色とりどりのあじさいが埋め尽くす風景をネットで見たことがあり、実際に見れるのを楽しみにしてました。
しかし、行ってみるとそこはただの池、あじさいは全く見当たりません。
帰ってから調べてみるとあじさい池はあじさいまつりの後半、今年は7月20日~だったみたいですね。
忘れずに見てもらいたいのはあじさい園の一番下にある「あじさい畑」です。
開けた場所にものすごい数のあじさいが咲いていました。
ここであじさいをバックに記念撮影する人が多いようですね。
山の斜面に造られたあじさい園なので、上り坂も多いです。
暑さと湿気でけっこう汗をかきましたが、細い分かれ道や階段も多く一筆書きでは全部は回れないため、二週目に突入しました。
いろいろな道があり、形や色が微妙に違ういろいろなあじさいが咲いています。マップには品種ごとの場所も載っているので、お気に入りを探してみるのも良いですよね。